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サイコ・パスる

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PP「PROVIDENCE」感想

すごくいい映画だった!

観終わったあとの感想は、結構いろんな感情が入り交じってて、うまく言葉にできなかった。
アクションのクオリティが今回もすごくて見応えあった!とか、そういう一言はツイッターでつぶやいたけど、それ以外にはなんか言葉にならなかったな。
(ネタバレなし感想すらまとまらなくて吐き出せない)
心の処理が追いつかないほど、濃密な展開だったな。2時間…もっとあったんじゃないかと思えるくらい。

とりあえず、PSYCHO-PASSやっぱり好きだなぁって思ったし、映画見てよかったなぁとも思ったし、もう一回観たい!というのも思った。
今回も期待通りの映画になっててよかった。
期待してムビチケ2枚買ったけど、もし鑑賞1回でいいわーってなったらどうしようって、一瞬だけ不安になったことあったから、ちょっとホッとした。
PSYCHO-PASS好きには、観てほしいなぁ。




続きでネタバレあり感想


宜野座

髪型について

あの髪型何か理由があるのかなと思ってたけど何も明らかにならなかった…!
(特に意味ないんかなw)
潜入捜査をしていて髪を切れないとか、そういうの想像してたんだけどw
毎回変わるギノの髪型は、シリーズ何番目かわかりやすいように、って理由にしか思えないんだけど、っていうことはまだ作品は続くし(続いてください!)、また髪型変わるな??w

劇場版一作目のとき願ってた、銃撃を受けて留めていた髪がファサーっとなる、っていう展開来てテンション上がった。(おそらくそういう状況があったはず)
ギノ髪下ろした!髪うつくしい!!シャンプー何使ってるんですか!!!
尺の関係で、髪留めに弾丸が当たってファサーとなった瞬間は泣く泣くカットされたんですね(確信)
え、それともあの髪留め実は刃物のようになっていて、敵の拘束を解くために髪留めで相手をグサってして回避した、みたいな展開が…??自ら髪をほどきましたか…?!
不意に髪がファサーってなったっていうのと、自ら髪をファサーしたっていうのは、またぜんぜん違うので、そこはぜひ明らかにしてください!!!

(髪型についてこんな文量書いてしまった)

髪型といえば、逆にポニテるフレデリカめっちゃ好きよかった!
(見た目かわいいけどアクションまじかっこいい)


狡噛との関係性

狡噛を目にしたときから、1期のガミガミ宜野座に戻った感じで、ちょっと笑ってしまった。
懐かしい感じ…
まぁ、雑賀教授も言ってたけど、狡噛が一言「すまなかった」「迷惑をかけた」とかくらいのことを言えばよかったのに、っていうのはあるよね。朱だけでなくみんなに謝罪。
狡噛めっちゃしれっと捜査に加わってて笑う。いや普通なんか一言あるでしょw

「二度と朱の前に姿を現すな」っていうの、本気で言ってたんだな。
日本には戻れないし戻ろうとするな(危険だから)、海外で生き延びてくれ、っていうニュアンスだと思ってたから。
朱の前に現れて本気で怒ってたから、朱のためだったんだなぁ。
許せないっていうのは、朱への負担のことだけなんかな。
船のシーンで狡噛と和解?できたのよかった。
というかギノの方も、狡噛のこと信じてたんじゃないかなぁ。でも確信持てない間は、複雑で、ガミガミしてたのかも。

その他

朱への感情って、保護者のように思ってたんだけど、盾になろうというのだったんだ…
盾っていうのは、ただ守りたい守る!って戦うっていうより、自らを差し出すつもりってことでしょ。
朱を守ろうとする意思が強すぎて、自分の命を天秤にかけて即決で朱の方を取りそうなのが怖い。
征陸さんを思い出した。(正確には正義とのぶちかの天秤だったけど)。あの征陸さんは辛いけど、確かにめちゃくちゃかっこいい。
でも、征陸さんがそうまでして守ったのがギノなんだよ…という気持ち。

ドミネーター

今回ドミネーターの活躍が少なくて、「PSYCHO-PASSらしさはないけど、拳銃や機関銃で撃ち合うシーンかっこよくてテンション上がった!」っていう気持ちだったんだけど、
鑑賞後しばらくして、PSYCHO-PASSらしくないことはないんじゃないか、と思えてきた。
色々振り返っていて、PSYCHO-PASSってキャラが明確に成長して、考え方や性格が変わるよな、ってそういうところ再確認したし改めて好きだなぁって。
キャラたちが変わるのは、ちゃんとしたストーリー背景がある。
どんな事件・犠牲を目にして、自分はどうしたいのか考えていった結果だと思う。

だから、ドミネーターが使えない!ってわかった瞬間のギノは、驚きはしてもすぐ切り替えられた。(劇場版第一弾のときも同じシーンあったけど、どちらも切り替え早かった気がする)
最初の頃のギノは、ドミネーターが使えなかったらもう終わりって感じだったもんな。
そういう、ドミネーター頼りにしないって成長したキャラたちがいることは、ドミネーターの活躍が減ってもおかしくない。
ドミネーター<シビュラシステムみたいな扱いだと思うから、シビュラシステムこそPSYCHO-PASSらしさで、そこを描けていれば、ドミネーターがあんま出なくてもらしさってなくならないのかも。
なんて思いました。

ただ、過去シリーズで重火器の使用は禁止、っていうのがあったと思うけど、今回みんな普通に銃使ってたから、そういう許可が簡単に降りるようになったんかな?
そのあたりちょっと気になったけど。


アクションシーン

かっこよかった!!
相変わらず劇場版のアクションシーンはクオリティ高くて見応えたっぷりで、楽しいな!
アクションシーンだけで人に勧めたくなるなぁ。
銃撃戦、格闘戦、そして空中戦。あと情報戦?

それぞれのコンビネーションがまたよかった。


  • ムササビ狡噛
  • 警備棒で戦う宜野座・須郷の安心感
  • フレデリカ格闘戦もできるかっこいい
  • 狡噛・宜野座の共闘アツイ
  • 須郷の空中戦!かっこいい!
    見ていて目がしょぼしょぼしてきた。目薬とのタイアップ来てください\疲れ目に!/
  • コンピュータで後方支援組もまたアツイ
  • 戦い終わって目合わしてホッとした笑顔の宜野座フレデリカ、二人仲良いな??
    新たなコンビが生まれたのかもしれない(美コンビ)

甲斐・ミハイロフ

つらい…
いいキャラだな好きと思った瞬間あれだもんな…
慎導篤志も躊躇なさすぎて怖い…
炯の兄だったわけだけど、
地獄の結婚式後すぎるだろう…
真実知ったときのザイルどうなるん…


雑賀教授

まさかあんな展開迎えるとは思いもしなかった。しんどい。
キービジュアルや宣伝動画にいるとわかると、「え!せんせ出るのやった!」って感じだったし、
映画序盤で事件に関わっていくって確定して「え!今回めっちゃ活躍してくれるのでは??うれしい!!」って気持ちだったので…

朱が側で泣いてるの見るまで信じられなかった。
落ちた瞬間も、「ここで誰かがいい感じに助けるんでしょ!」と思ったし、落ちてからも「奇跡的に打ちどころが良くて生存してる!」って思った。無理あると言われたとしても、そうとしか思えなかった…
生きててほしかった…

みんなに守られながらの戦闘シーンで、身体を張って助けに行くっていうところが、めちゃくちゃかっこよくて。
決して武闘派ではないはずだし、恐怖に震えててもおかしくないのに、ただ守られるだけじゃないっていう。

そんな人が、落ちそうになる瞬間の表情が、怖いとか悲しいみたいな、必死になっていて、
そりゃあ誰もがそうなるだろうけど、なんというか抗う感じが人間らしいなぁと思って、そこが現れたのが余計苦しい。今までほとんと見られなかった一面というか。
でも次の瞬間には、諦めて、冷静になって、朱に何を伝えようかって表情。
いつも人のために生きてる人なんだよね…。

全力で手を掴む朱と同じ気持ちだったな。
絶対に助かってほしかった。
あんなところで終わってほしくなかったよ。

雑賀教授の件は感想がまとまらない。
まとまらないけどなんか色々書かないと気持ちの整理がつかない。
過去編以外にはもう雑賀教授が見られないなんて……
しんどい。

狡噛

雑賀教授への反応、あっさりしすぎてて、何考えてるんだ…?となった。
というか全体的に何を考えてるのかわからなくて。
劇場版で結構そういうの吐き出したやん。
今回日本に戻って、狡噛自身も本来の感じに戻って、何を考えてるか表に出なくなったってこと?
朱が局長を撃ったと知ったあたりでうなだれてたけど、朱のことはそういう反応になるん?って思ってしまった。
ちょっと狡噛に関してはもう一回観ないと、の気持ち。

自己犠牲

今回のテーマに自己犠牲なのかな、という。
最後の朱が辛すぎるんだけど、様々な人の自己犠牲で守られたものを自分も守るしかない、
巻き込んでしまった雑賀教授の犠牲を無駄にしないように、
朱自身が自分を犠牲にして局長を撃った。ということなのか。
雑賀教授の「人の上に立たないと見えないものがある」ってセリフには従わなかったのかな?
キャリアを捨てることになるから…
それとも狡噛が救ってくれると信じて?

あと、宜野座とかもそうだけど、自分の命を犠牲にしてっていう展開が今後たくさん来そうで怖くなった。
雑賀教授、1期からずっと出てた人だよ…でもあんなことになってしまった…
だからもう油断できない。
朱が成そうとすることを守るために、たくさんの犠牲が…って展開ありそうで怖い。





いい映画だった!っていうのは間違いなく言えるけど、
面白かった!とは言えない今回の辛さ…
とりあえず、もう一回観ます。

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